自炊生活

以前は、学生食堂のクレジットを買ったりして食事していたのだが、最近は部屋にキッチンがあることもあって自炊することが多い。下手すると日本にいたときよりも料理をしている。京都に住んでいたときは、買い物行っても買うものは殆ど決まっていたし、自ずから作るものも決まっていた。


しかしながら、セルビアに住み始めるとパッケージ商品や大型スーパーの野菜などよりも市場に行って野菜を買う事が多くなり、きちんと旬が存在するセルビア(特定の野菜が市場に並ぶ時期が限られている)では、なにがいつも取れて、なにがこの時期じゃないと取れないとかが何となく把握できて、作るものも市場で見てから、ということが多い。献立を決めて買いに行っても、ブロッコリーがないからレタスで代用するとかになってしまい、作るたびに頭を捻って作っているのだ。


そのかわり、旬になると、安い。キロ買いしても日本の物価に比べるとかなり安い。ハンドボール大のマスクメロンを買ったら20円ほど。キャベツも一玉20円。レモンやオレンジなどの柑橘系も比較的高いとはいえ、日本の半額以下なので買いだめして、絞って炭酸水で割るのにハマっている。グレープフルーツ炭酸水割りが凄く好き。



さておき、手に入る調味料とかも限られてくるわけだが、いろいろ工夫して作っています。
ほんで、いつもは中華やパスタ系を作っているのだが、今日はセルビアメニュー。


と言ってもチェバプ(ハンバーガーを細長くしたようなもので、羊も混じる合挽)を焼いて、キャベツのみじん切りとカラシを添えれば終わりなのだが、肉だけでは寂しいので、マッシュルームもついでに焼いて、キャベツのサラダも作る。レストランでゼレナサラータというのがあって、直訳するとグリーンサラダなのだが、ほんとにキャベツだけだったりする。でもちょっと酢の味がついててシンナリしているサラダ。それも頭を捻って再現してみる。


焼いて刻んだだけなのだが、『おお、セルビアン』とほりほり腹を満たしたのでした。あぁ、喉が渇いたから後でジュース絞ろう。