milkeの法則

先日、チョコレートを食べさせてもらった。
milkaというドイツのチョコレートとその偽物のmilkeというどこで
どのように作られたのか全く分からないチョコレート。
味はというと、milkaの方がカカオの味がちゃんとしていて美味しくて、
milkeはmilkaを食べた後だとなんとなく胡散臭いと分かる味であった。
ちなみに本物サイトはhttp://www.milka.de/milka/page?PagecRef=1
ドイツ語読めないや。


より詳しい話は、バルカン民芸品を商っている
ttp://balkanhonpo.hp.infoseek.co.jp/の「キノコの生える部屋」の
『チョコレートウォーズ』を読んで頂くとして、「milkeの法則」というものを考えた。
あ、このサイトのきのこ部屋に僕は足繁く通ってしまう、バルカンコボレ話を堪能できる
エッセイ集である。地域密着型で書かれていてとても面白い。

さて、milkeの法則。
milkaはドイツ資本の有名なチョコレートで、恥ずかしながら僕はmilkeと
味を比較して気づいたのだがとても美味しいチョコレートである。
milkeは出自がかなり怪しいが、milkaの三分の一ほどの値段で
ベオのとある場所で買うことが出来る、紛い物のチョコレートである。

ある品質のチョコレートを作ろうとしたときに、巨大な資本ほど
安価で安定して作ることができ、製品に名前を付けることで、購入者に対するイメージも
商品として売ることができる。しかし、小さな資本の場合安価で安定して大量な商品を
作ることは難しく、品質ではなくイメージを売るという手段に出るしかなくなる。
純米大吟醸とか、そういう高級品はおいておいて・・)
お金の無い人の商売の手段として、同じ品質のものを作ろうとしたときに勝てない場合は
イメージをパクる、というのが言うまでもなくあって、セルビアにはこれが多い。


milkeはmilkaの偽物ではあるが、商品としては商品であり、そういうものを
わかっていて買う場合には、その怪しさに気を付けろ!というのがmilkeの法則。
品質での勝負をハナから捨てているのだから・・。
milkeに何が入っているのか、という一抹の不安を教訓として。


ある有名ブランド(偽物)の靴下を道ばたで買ったら、直ぐに穴があいたし
履いていて心地悪かった。着るものはまだいい。体に関係するものには、milkeの法則を!
(後日談:キッチン付きの部屋を手に入れて、フライパンを買おうとチャイニーズマーケットで
物色していたときに300ディナールのフライパンを発見して、可否を考えていたときに、適用。)


これ、一言で言うと「怪しさ」ですね。