IAESTE古今東西

ある意味、というか実際にですが、IAESTE Serbia and Montenegroのメンバーに
なった。IAESTEのIntrawebにもログインできるし、日本委員会にM本くんを発見して、ああ自分もこういう立場になって(しまった)のだな、と痛感した。


新しいe-mail aliasをもらって、そこにメールするとgmailに届く。
ドメインにorgが付いていてちょっとかっこいいけど、全くもって仕事メールしか
来る見込みはないでしょう。


さて、大分こちらのIAESTEに密着しているのだが、
現在は日本で言う認定試験の真っ最中で、今日は事務所では、
僕がパソコンでぱこぱこやっている傍らで英語のインタビューをやっていた。
いや僕が傍らに居た、という方が正しいだろう。


名刺作成しました。みくしーにアップしましたよ。てか知らない人が
殆どだと思うので、興味があれば探してください。


認定試験と言えども、こちらの委員会では、派遣生は大学の成績によって
順位が決まる。日本の様に筆記試験は無いみたい。アプライして成績で
優先順位が決まって、英語能力もしくは第三外国語によってマッチングするとの
こと。英語がダメだった子はマケドニアやロシアなどのスラブ語圏になる。
英語が出来る子は、オファーで第三外国語が指定されていないところでは
どこでも大丈夫。日本の場合は、おそらく英語がエクセレントの評価だった
場合に行けるみたい。


こちらのIAESTEの運営について書こうと思う。
イアエステの事務所はベオグラード大学の工学部の中にあって、
しょっちゅう学生が出入りしている。派遣生が普段昼飯食べるのも同じ建物
の食堂だし、派遣生と学生と事務所のボスとのコンタクトが非常に密である。
タオルが無くなって(てか掃除おばさんの勘違いだと・・)お金を請求されたときもすぐに対応してくれたし、あらゆる面において相談に乗ってくれる距離感が
非常に快適だ。どこからお金が出ているのか分からないが、
経済的に問題を抱えている様子はなく、大学の中の経費で落ちている感じがする。
でないと、いきなりPowerbook二台とAirmac Extremeを投入なんてできない
だろう。事務員のような立場だが、プロフェッショナルな意識で
事務に従事している、National Secretaryと前National Secretaryの2人は
政府機関にも関係者が多く、実はNHKに招かれて日本に滞在した経験も
あるらしい。彼らが僕の言う、IAESTEのボス。
前National Secretaryは丹下健三にサインもらったけど、
図書館に寄付したとか。日本の大物にも何人か会っている。
共産党時代の体制にそぐわなかったから彼は大学の研究職から
弾かれてしまったらしいのだが、現在の彼の意識としては
IAESTEを通じて社会と向き合っている。


学生スタッフはよく見る子(つまりちゃんと動いている子)が2人と
あんまり見かけない子達が何人か。スタッフの人材育成の為、
学生で一番上の立場にいるニコラは新しいシステムを構築しようと頑張っている。
学生の集め方は、研修に優先的に行かしてもらえる、という条件で釣るようだ。
Novi SadとPodgoricaにもコッミティーがあるが、そこは学生だけで運営されて
おり、権限は殆どないようである。ベオグラードの事務所とPodgoricaの事務所を
比較しても、まあしゃあないかという気はする。


基本的にこの国では、研修企業がベオグラードに集中していて、
ベオグラードの街のスケールもほとんど京都位のサイズ(時間距離に換算して)
だから、学生のケアもし易いだろうし、大学つまり公共に完全に属している
形になるので、運営基盤もしっかりしている。


つらつらと、書いてきたが、IAESTEに興味の無い人が読んでも
面白くないと思うので悪しからず。自分SID(Seminar on IAESTE Development
IAESTEの優秀な運営者達が集う)に参加できるんちゃう!?とか
勘違いし始めた今日このごろでした。ああ、でも頑張っても悪くないな。
出会いはいい。