最後に25日の話
今日も雪。とにかくベオグラードよりも寒いサラエボ。靴下二重履きで街へ。
サラエボ紛争時で使用されていたトンネル博物館見学がてら、ベオグラード行きのバスチケットを買いに
セルビアサイドへ。そっから歩いて博物館向かおうと思って、とぼとぼ歩いていたら、いつのまにか
バス亭に戻ってきてて、これは厳しいと思って、英語喋れないタクシーのお兄ちゃんに
片言のセルビア語で、トンネル博物館行きたいねん、連れてってくれ、と交渉して
なんとか到着。でもトンネルらしきものの廻りにはなにもなくて、一体どこに博物館が!?と思ったけど
タクシーの運ちゃんが戻ってきて親切に教えてくれた。
なんとか発見すると同じ宿のスロベニアの若者達発見。
なんとか来たけどこっから帰り方わからんね・・と状況確認して、
トンネル博物館にしばし滞在。このトンネルは紛争時にボスニア側の人々に
物資を供給するために密かに建設されたもので、紛争時のドキュメントを館内で
見れて凄まじかった。この街にはスナイパー通りと呼ばれる通りがあって、
その通りでは動くものはみな狙撃されたらしい。
見終わって、さてどうしたもんだか、と街へ戻る方法を考えてたら、博物館の人が
タクシー呼んでくれると。歩こうかと始め思ったけど、30分以上かかるし、道わからんし、
雪降ってるし、寒いし、断念。5KMで最寄りのトラムの駅に連れて行ってくれた。
そこから国立博物館を目指したけど、殆ど閉まってて見学することができなかった。
再度残念。朝行ってもよかったんだけど、バスのチケット売り切れるの懸念して
先にバスターミナルとトンネルに行ったからなあ。
結局待ち戻ってお昼ご飯食べて、
サラエボ事件現場見に行って、どこもかしこもクリスマスで閉まっている街をうろうろ。
ほとんど街を歩き尽くして、とっても寒かったので、カフェでお茶飲んだり、ネットカフェで
時間潰した。バスが出発する22時が遠い・・・。結局アージェンシーで時間潰そうと思って
行ったら韓国人の2人も発見。受付のお兄さんと話しながら時間潰す。
時間が来てバス亭向かいがてら朝作ったサンドイッチをたべて、
バスに乗り込んでボスニアぶらり一人旅が終わったのでした。
ベオグラードからサラエボまではバスで八時間。といっても夜行バスで8時間の東京大阪間ほど
離れているわけではなくて、実際はもっと近い。こんなに近いのに片や正教の街、片や異教が混在する街。
バルカンはやはり、面白い。