夜のそぞろ歩き

今朝、仕事に行く準備をしていたら、スペイン人の友達に遭遇。
ブダペストプラハ→ブリャティスラバ(スロバキアの首都)と
旅行して今さっき帰ってきたとのこと。

で、一言めに、「今日は僕の誕生日なんだ!」と。
二言めに、「パーティーしよう!」と。


・・・。
月曜日は仕事あるし、週の始まりやから夜遊びしたくないんやけど
まあ誕生日ということで止む無し。いっちょ祝ったるか。


夜十時、トラムバイ集合。
トラムバイというリキュールだかスピリットだか知らないお酒があったけれど
それと同じ名前のバーがあって、ロック・ジャズ・ブルースの生演奏が聞ける。
値段も安いしけっこう好きな場所のうちの1つです。
1mくらい背のあるジョッキビアーで乾杯。
今日は珍しくリファットの同じコリドーの留学生も来ていて、UKから1人、
スコットランドから1人、フランス人が二人。久々に賑やかだ。
フランス人の子が「日本人はエレガントだから豚肉は食さないザマスね?」と
わけのわからんことを言っていたが、中国嫌いで、日本は好きという典型的な
考え方を持っているということが後に判明。ちなみに、この女の子に
スペイン人の友達は見事に手の平で転がされています。


そして、UKの子はと話していたら、「実は僕ゲイで中国人のボーイフレンドがいるんだ」と
カミングアウトされた。寮の同じ廊下の部屋にゲイがいるぞ!って話は誰からとなく聞いて
いたけれど、この子だったんかー。
ちょっとうろたえたけれど、よく考えるとその子変な子じゃないし、
そのまま普通に会話をしたいと思ったのでいろいろ話していました。
うーんイギリス英語聞き取りにくいなあ。

ほんで、トラムバイでの酒盛りもタケナワ(漢字わかんね)になったころ
次の場所に移動することに。今日知り合った3人は帰ってしまい、
自分もちょっと帰りたかったけれど、「帰る」とスペイン人の子に
伝えたらものごっつ寂しそうな顔をされたので居残ることにした。
意志弱いな自分、


ほんで、2時間くらい街を彷徨って(月曜日なので空いている場所は少ない)
かなり疲労していたけれど、とにかくバーを発見して入る。

ペルーの子とセルビア人の子が二人の世界に浸って密着ねっとり系ダンスに
没頭しているのに呆れながら、カウンターにて残りの4人で揺られながら
お店の人にラキア(原酒系強力アルカホル)を何杯もおごってもらって
あおって、あおって、変なジョイントがまわって来て(たぶんはしし。)
酔っぱらって半裸なにーちゃん尻目に、いちおう友達の誕生日を祝うことが
できました。改めて、ハッピーバースデー、と。


で、帰り際に店にいた若者に
「おまえ中国人け?」て聞かれて、
「おいら日本人」と答えたら笑顔で、
「そうかそうか、やあやあ。よろしくよろしく。
 もしお前が中国人だったら武術とか使えるか
 どうか試しがてらボコろうかと友達と
 話してたんだ。で、おまえ中国人?」と。
「だから日本人だってば」と返す。


・・・。

そういえば、ファイティングポーズ取って、近づいてきた輩が
店にいて、ああ、じゃれあいたいのね、と思って、
こっちもファイティングポーズ取ったら
何気に顔狙ってビシビシ軽く殴ってくるから、なんすんねん!て顔して
怒った素振りしたらどっかいっちゃったけど、あれ挑発してたんや・・。


いやだなあ。


なんで国で判断するの?
そういうことするんだったら、
兄弟殺しをしても仕方ないよね、って言うよ?

あなたには誇るべき文化がありますか?
それをまず僕に見せて下さい。
下賤なレーシズムを僕は見たくないから。

国を意識する前に、自分たちが持っているものをまず意識しなよ。
中国人を卑下する前に、自分たちの状況をちゃんと考えてみてよ。


とは、実際言わずに、そのときは「またかいな」と思って流したけれど、
こうも繰り返し起きるとちょっと怒ってみたくもなるものです、と綴りながら。

なんか批判めいた愚痴を書いてしまったけれど
セルビア人にも実直でいい人は沢山いますよ!
彼らは不満の吐け口を間違えちゃっただけ!