モンテネグロで

Sveti Stefanの島だよ

さっきモンテネグロの感想を書こうとしたら、話が逸れたので日を改めてモンテネグロの感想を。
日本語ではセルビア・モンテネグロと書くけれど「・」はandと一緒で、英語では
「Serbia and Montenegro」となるように、モンテネグロセルビアとはまた違った国でした。
財政的には、モンテネグロセルビアに寄っかかっている状況だけれど、いつ独立してもおかしくない
国がモンテネグロセルビアとしては、海が無くなるのは惜しい・観光立国としての金蔓を離したくないなど
モンテネグロを抱え続けようとするだろうけれど、以前ルームメートだったモルドヴァのドレンが言った、
「ロシアは絶対北方領土日本に返さないよ、だってそういう領域をロシアは幾つも抱えてるから、
1つ失えば、他の国も黙っちゃいないし、それ以上失うのは目に見えてる。」との言葉が象徴的に示すように
国策として領土を保持しようという姿勢は当然なのかもしれない。

資源も技術もない地域がこれから生き残って行く為には観光しかないだろうし、モンテネグロはそんな地域だと思う。
紛争からNATO空爆への一連の政況の中で観光客は遠のいていたけれど、いまモンテネグロの海岸地域は
観光地化がどんどん進んで行くのが目に見えております。「地球の歩き方」には、数行しか、しかもKotorやBudvaのことしか
書かれていないけれど、数年後の「歩き方」には、ベオグラードよりも紙数を占めている状況になっていると思う。
実際、ロンプラでの紙数はかなり多い。
山に分け入ってもドルミトル国立公園があって、世界遺産に指定されてて、既にスキーリゾートとして観光地になって
いる。日本的な書き方をすれば、モンテネグロは今が穴場の絶好の観光地、ともなるのかな。
知り合った日本人の子も、イギリス人の大家さんから旅行関連のビジネスに誘われていたし、
クロアチアの海岸地域の観光地の盛況が東漸してKotorまで来るでしょう。実際西側の国の
人々にはかなりそう認識されていて、別荘が飛ぶように売れるとのこと。

モンテネグロは、フィヨルドの景観があって、でも寒くなくて暖かいから泳げて、そして海運で栄えた古き街並みあって、
とそれはもう風光明媚な土地でした。

これって感想になってますかね・・。
とりあえず、戦争だけは繰り返しちゃだめだよ、と締めておきます。。