部屋が変わって

ちょうど、部屋が新しくなって一ヶ月経った。前の部屋は、ベッドと机だけという一辺倒の動線になりがちな侘しい部屋だったが、それはそれで良さもあった。いまはキッチンがあって風呂つきの、たまにお風呂に入ったり快適な生活をしていて、ルームメートとも仲がよい。そんな彼は今日は恋人に会うみたいで、うきうきしながら出かけていったが。


なんとなく、部屋が新しくなって思ったことをつらつらと。
セルビア人とあまり顔を会わさなくなった。前の部屋なら、トイレ行くにも、洗いものするにも、シャワー浴びるにも必ずと言ってよいほどセルビア人とすれ違って、元気に「ちゃお!」と言い合ったり、無視されたり、なんとなくセルビア人の方々に揉まれている感はあった。いま住んでいる部屋の棟は外国人が多くて顔を合わすのは、イタリア人やスペイン人の女の子だったり、快適な部屋になったのはいいけれど、閉じた空間で生活しているのがなんとなく感じられる。快適な良さもあるけれど、なんとなく失ったものも感じる。


IAESTEのセルビア人の学生の子達(IAESTEの学生はすごく感じがよいので気にいっている。優しい)が遊びに来たり、呼べるようになったのはいいけれど、なんとなくセルビアのローカルな学生寮に住んでいる感覚が薄れてきてしまっているのも事実。前住んでいたブロックのセルビア人呼んで今度一緒に飯でも食うか、といま思った。そんな風になんとなく寂しさを感じるのは気のせいか。こんなことを書くと、成績順で学生寮への居住の可否が決まるギリギリのセルビア人学生に悪い気もするが・・。


まあ、相変わらず掃除のおばちゃんと小突き合いは続くわけで、部屋に置いてあったホットトースター(ルームメートを650dinarのを共同出資して購入)を発見されて、「私も欲しいから買ってこい」といつのまにか面倒くさい約束を作ってしまったので、おいおいトースターを買いに行かなければならない・・。その感覚が凄いと思うけれど、これはこれでセルビアンな感覚が呼び戻されて悪くはない・・、いやどうやろうか。どうなんでしょう。