春のベオグラード
いつのまにか4月がやってきた。エイプリルフールもいろいろやってみて、反応もいろいろで面白い。
さて、最近日増しに市場やレストランで見かける野菜に彩りが出てきた。
ちょっと前までは、豆などの煮込み料理とキセリクプス(酸っぱキャベツ)のサラダが昼食の毎日だったが、最近は、ネギ・新鮮なキャベツ・トマト・人参など彩りのある野菜が出回るようになってきた。
日本の様に促成栽培やビニールハウスで時期を意図的にずらすことのできる農業が浸透していないためか、ここ、セルビアでは’旬’を五感を通じて感じることができる。
寒さがほどけて、陽が差して、
花が咲いて、山桜か、白くて小粒な花が薫って、
通りのカフェイチは、テラス席の準備を始め、
見仰げると、空は青く、雲は心なしか近く、
ピアッツァでは、トマトの赤が眩しく、青野菜は瑞々しく、
人々はコートを家に置いて、
会いたい人に、会いに行く
気持ちがいいので、詠んでみた。
僕はベオグラードでこんな春を感じました。
追記
見かけた桜は「薄毛山桜」学名:Prunus jamasakura f.pubescens
だっと思われます。
(参照:http://www.geocities.jp/maicohomep/watcing58.html)