黒髪の乙女

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

すっっごい、ローカルな話を絡めながら展開する天然系黒髪乙女(18)とストーカー男(21)の話。年齢は本文からの推定です。


一目惚れしてしまったストーカー男と、天然系黒髪乙女の視点を交互に交えながら話は進む。
舞台を先斗町下鴨神社、K大と移しながら。ローカルな点で心地よさを感じることができて、
本文中で出て来た店で呑んだこともある僕は大分想像して読むことができた。
非凡な希代の監督に映像化させたら、面白いんちゃうか、映像化したらこんな
感じか?黒髪乙女の役に相応しい女の子はいるか?と脳内サーチかけながら読んでました。


多分京都に住んだことがなくても面白いよ。
そして、予め言っておくけれど、こういう人は実際にいるもんなんです。
いなそうな不思議な人々が出てきますが、本文でパトロン的役を占める李白翁は知らんが、それ以外の
人々は実際にいそう。


再会を願い、パンツを履き替えないことを吉田神社に誓ったパンツ番長とか、パンツつながりで言えば、
夢精をする度にそのパンツを捨てずにビニールに取っておく男が居ることを鑑みれば実際にいそうじゃない。


多分ね、ストーカー男が黒髪天然乙女に一目惚れしたのって、ただ外見が美しかったからじゃないんだよね。
彼女が醸し出す雰囲気に惹かれたんだと思う。それは外面と内面のせめぎ合うところ。齢18にして、
そんなオーラを醸し出す彼女は、実際に変だ。


底抜けに酒が強くて、ビスコが好きで、記憶力が良くて、鈍感で、いつのまにか主役になっていて、
美味しそうな玉子酒を作る。


作者はK大農学部出身。知人のS氏を彷彿とさせる。
共感するというか、なんか忘れかけてた京都の変な一面を思い出させる本でした。

まずは烏賊から

世界屠畜紀行

世界屠畜紀行


僕は烏賊を買わない。スーパーでの話。烏賊を買ったことがない。
トマトソースで絡めてパスタとかシーフードカレーの具とか、調理については幾らでも使い道は思いつくのだが、
スーパーに並んでる烏賊を家に持ち帰って捌くのが億劫なのだ。
でも肉は喜んで買う。豚肉、鶏肉、持ち帰ってフライパンに放り入れるだけだ。
こんなに簡単で、ウマい。


現代のスーパーでは、肉は、本来の生きていた頃の姿とは遠い、丁重にスライスされ、
パックされた姿で並んでいる。これがいいかどうか悪いかは別にして、この本の作者は、
パックされた肉が、生きていた頃から捌かれて、肉になる生と死の狭間に強い興味を持っている。
そして、現状として日本で存在する屠畜業者に対する差別へも。


世界各地で屠畜の現場-ある国では祭礼的意味を持ち、またある国では屠畜者の社会的地位は保証されている-を点々とした作者が綴るエッセイ。情熱大陸で取り上げられていて、左利きの、『お箸は右手』という言葉から左右の判別が苦手なところに非常に親近感を覚えて(僕もそんな感じ。『右折』といわれて左に曲がる男です。)番組を見て、この本に興味を持った。買った。
かの番組では、作者内澤が食べるシーンが何回も出てくるのが象徴的だった。


普段何気なく食べてる豚肉や鶏肉や牛肉は、かつては牧場や厩舎をのっしのっし或はちょこちょこと歩いていて、
生ある形を持っていたのに、スーパーに着くときには綺麗な'肉'になっている。
毛を抜いたり、血を抜いて枝肉にしたり、臓器を解体したりなどの過程をなるべく想起させない、遠ざけるようなものになっている。


屠畜の作業は実際に目にすると、怖いとか、血の気を失うような光景があるのかもしれないけれど、
内澤は「実際に食べてるじゃん、おいしいじゃん」というあっけらかんな姿勢で取材している。
彼女自身の手によるイラストを眺めながら、さくさくとこの本は読み進められて、
自分が如何に生まれた地域の価値観・文化で縛られていて、無意識下で済んでしまう迄遠ざけられた事実の存在を知ると思う。
無意識に自分を縛っているものを自覚し、解放されて初めて、俯瞰的な姿勢になれるのではないかとも
思う訳です。


個人的には、網野善彦歴史観に基づくと士農工商に分類されずに非人とされた人々に屠畜者が含まれ、
彼らが、畏れられた人々であったのに対して、どうして現代の差別につながったか(部落差別も同様なんですが)てのが
気になる。畏怖すべき存在がいつのまにか社会的底辺もしくは被差別者として存在せざるを得なくなった現状に対する答えは
彼らにではなく、差別をしている日本人僕らの中にあるのでしょう。多分、いじめ的発想か。あいつは自分達と違うから
同じには扱えないよ、のような。


なんなんでしょうね。


まぁ、今度は、烏賊を買ってみよう。カレーはこの前作ったから、トマトソースと絡めてみよう。
蟹は左右にしか進めないが、烏賊は上下にしか進めないんだぞ!

下鴨病院

七夕よりも診察!


『目の上が、、まぶたがカサカサするんです。
治っても夜行バス乗ったり、眠った後に再発するんです。
僕は、睡眠が関係している気がするんですが・・』


『見た感じ、乾燥のせいやねー。クスリ処方しとくから。』


『そうですかー、ありがとうございます。
で、全く関係無い事聞きますけど、実は脹脛に
ガラスが以前刺さってそのままなんですよー。』


『なぬ、そっちの方が重大やぞ!ガラス刺さったまま放置して
亡くなられたケースもありますからね。レントゲン撮ります?』


『はあ、お願いしますー。』


『じゃあ、この患者さん、遺物検査ということでレントゲン
廻して下さいー。』


・・・


『レントゲン写真を見てみましたが、ガラスの様な物は見当たらないですねー。』


『え?ほんとですか。自然に抜け落ちたってことですかねー。』


『そうなるかもしれません、取り敢えず様子見ということで。』


『はい。ところで、この映っている骨は元気ですか?』


『はい、とても元気です。心配ありませんよー。』


『分かりましたー。今日はどうもありがとうございました。』



健康第一やな。そして、馬鹿が一人orz

歯を大事にしよう

暫く前から歯が余り好調でないことを自覚してたので、最近歯医者に通ってる。
今後の長期での健康を考えたときに、歯は凄く大事だ!と思ったんです。


まず、歯医者の取捨選択。
口コミサイトのhttp://www.ix3.jp/denternet/link.htm?prf=26で良さそうのを選んでみた。
いかんせん口コミの絶対数が少ないので信用に足るかは不明だったけど。


結果的に近場で、いい治療をしてくれる歯医者だったので満足してるけど、
歯を大事にするにあたって、歯磨きがもの凄く大事であることを再認識した。


まず、ながら磨きを止めよう。
テレビを見ながら、ネットしながら、などなどなんかしながらの歯磨きは効果が薄い。
注意が散漫になって、本来1つの歯を何かを磨く様にブラッシングしなくてはいけないのに、
複数の歯を総体として緩慢な歯磨きになってしまう。


これじゃあ、プラークできちゃうよ。
湛然に歯を一本ずつ磨かなくてはいかんなあ、と思った。
これからは歯磨きは鏡に向かって!!


歯肉の健康具合を計る指標として『動揺度』てのがあるけれど、
ぱっと見、動揺しそう、だったけど、歯のグラツキを計るためのものだった。


歯医者さん、ここをこうすればもっといい!とかを考えてみたけど、
治療で歯科医と衛生士がやり取りする単語を、患者に説明すべきだな、て点と、
削ってるときに、いま何パーセント削ったよ、てのが分かるとあとどれくらい耐える必要があるのか
わかっていいかな、という点と、
歯医者の待ち合い室に掲示板があるといいなあ(生協の質問意見箱に職員が答える様に患者の疑問意見に医師が答える)、
という点かなー。


あと、治療が必要なのは右側の歯で、
トータルの治療費は一万円近くなりそうだ。
今日は歯石を削ってもらって、すっきり。

最近の食事

waatba2007-06-21

□今夜の献立
ごはん
もやしとジャガ芋の味噌汁
ピーマンのきんぴら
焼茄子
切干し大根
明太子


うむ、ヘルシーだ。


余ったおかずは明日の朝食昼食に廻される。


肉食わんでも充足できるなあ、と最近知った。
バイト先の調理見てて、切干し大根とか未知な領域にも手を出しつつある。
茄子は以前は油をからめて焼くしか知らなかったが、IHでもフライパンで
焼けば焼茄子が作れることを発見し、最近は焼茄子が多い。
香ばしくて美味しいよね。


スーパーで安い茄子を見掛けると手が伸びる。
最近は野菜コーナーを見るのが楽しい。
生のイカとかも売ってると挑戦したいが、どう調理していいか知らん。


2kgくらい痩せたかな。
ジョギングは鴨川北大路迄コースにフィックスしつつあるが、刺激が欲しいので、
そのうち南下政策でも取ってみるか。南下は時間帯を選ぶ。
土日の朝とかは、この季節になると人が転がってて面白いのだが。(行き倒れではなくて、酔い倒れ。)

ラタトューユ

玉葱、キャベツ、茄子、ブロッコリー、キノコ。


少しずつ野菜を野菜棚に貯めていって、今日のお昼はラタトューユ、とガーリックトースト
夜はまたまたラタトューユとパスタ。


トマトの酸味と野菜の旨味。


同居人がおると、料理する気が起きるのは何故だろう。
コストパフォーマンスは少なくとも上がる。

菊練りー

http://www.youtube.com/watch?v=i73pQYm3Tyw
陶芸部の部室が写ってますね。誰だ!?アップした子は!?
目的は新人指導の一環か。
菊練りは陶芸部で新人が入部するための超難関試験で
合格者が一年に一人でるかでないかの難度である。(大嘘)


作陶がしたくなってきたぞ。